シンプルマイナス

シンプルに生きるアラサー主婦。 夫と二人暮らしの出不精主婦。内向的。 シンプルに好きな物と好きな人にだけ囲まれて生きると決めました。 布とミシンと猫とビールが好き。 ミニマリスト。

白ゆき姫殺人事件を読みました。

こんばんは、マイ(@simpleminus )です。

 

 

最近図書館通いを始め、時間が許す限り読書しています。私の本を選ぶ基準は、後味が良く優しい気持ちになれる本。人の優しさや温かさに触れられる本でした。でもふと、図書館で見つけてどうしても気になったのが今回読んでみた湊かなえさん著の白ゆき姫殺人事件でした。

 

白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)

白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)

 

 

 

湊かなえさんのご著書はとっても面白い!とは聞いていましたが、ミステリーは人が亡くなったりちょっと苦手かも・・・と敬遠していました。でも読んだ後は、今まで読まなかったことを後悔するくらいとーってもはまってしまいました。一気読みして翌朝ちょっと寝坊したくらい(笑)

 

 

物語はとある会社で働く美人OLが殺されたことから始まります。そして物語の構成が斬新で面白い!週刊誌のフリー記者赤星(あかほし)が独自に被害者や容疑者の周りの人々に聞き込みをし、その内容から事件の全貌を探っていく形で物語は進みます。

 

 

容疑者とされる人物の同僚、学生時代の友人、故郷の人々の証言を元に少しずつ明らかになっていく真実。それに伴って生じる矛盾。なぜ矛盾が生じるのか?それは自分は潔白だと証明したいがためにつく嘘だったり、思い込みだったり、自分が容疑者についてたくさん情報を持っているという優越感だったり・・・。

 

 

さらにフリー記者の赤星は証言を元に記事を書くのですが、それもまた彼独自の視点で書かれたもので、真実はどんどん遠ざかっていきます。誰が嘘をついているのか?はたまた嘘をついている感覚もないのか?表向きは良かれと思ってしているように見えることも、実はそこには確実に悪意が存在する。そんな怖さが見て取れるお話でした。

 

 

今ネットで流れている情報もどれが本当の情報かは誰にも分かりません。誰かの悪意によってでっち上げられた情報がさも真実のように書かれることも珍しいことではありません。人間は1つの出来事を自分の見たいように見ます。そして匿名が故に簡単に誰かを悪者にでっち上げ、皆で攻撃する。そんな匿名の集団の怖さが見て取れる、まさに現代のミステリーでした。

 

そして確実に言えることは、私は湊かなえさんにどハマりしたということ。